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賢いバカにつける薬はない

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アフィリエイトの作業って、ほんとに大変だと思います。

っていうかそのように「現在進行形」で感じています。

何が正解かも「確信がないまま」に、膨大な作業量をこなしていかなければならない、精神的な負担感。

こういったブログと違って、「書きたいこと書いてるだけじゃダメ」な点が特にキツいと感じます。

なぜなら、アフィリエイトの目的はあくまでも、「ユーザーに商品を売る」為であって、いわばネットにおける接客業なわけですから。

まずは、すでに自分の中で「分かりきっている」ような情報であっても、淡々と情報をまとめ続けなければならない。

まとまった情報がなければ、「情報量が少ない」等という判断を下されて、お客はそっぽを向いて帰ってしまう。

リアルの店舗だって同じことで、店に入ってみたはいいものの、「活気がなく、商品の展示も少なく、誰も声をかけてこず、手入れの行き届いていないフロア」を目の当たりにすれば、誰だってお暇したくなるでしょう。

アフィリエイトにおける「サイト作り」も同様に、「真心こめて、足を運んでくれるお客の為」にこそ、心血を注がなければならないわけです。

賢いバカは向いてない

実際に作業を行っていて、痛切に思う、見出しの件。

「賢いバカ」は、アフィリエイトにまったく向いてないんですよ。

賢いバカっていうのは、要するに「たくさん本を読んで、様々な視点から物事を考えることのできる、批評家の人々」のことで、まぁ「僕もその内のひとりである」という自覚はありますが、ともかくこういった人は「アフィリエイトに向いてない」と言い切れます。

なぜかって、アフィリエイトに必要なのは「斬新な視点」でも「圧倒的な知識」でもなくって、「分からない人の為に、自分の中では分かりきっているような些細な情報でも、懇切丁寧に解説して、お客が迷わないように細心の注意を払いながら接客(バーチャルな)をすること」だと思うからです。

異論はあるでしょう。

確かに、斬新すぎる切り口や圧倒的な知識と経験を元にした「付加価値の高い情報」を提供するアフィリエイターも存在するでしょう。

でもですね、それは「その分野のエキスパートが偶然にもアフィリエイトを行っていた」だけのことだと思うんです。

電気屋さんで働く社員の方々が皆その分野の「エキスパート」かどうかと言うと、僕は怪しいもんだと思っていますが、それでも「接客はできる」んですよ。

なぜかって、接客の基本は「お客が求めている情報を提供すること」にあるから。

必要以上の知識はまさに「必要ない」

とんでもない博識ぶりを発揮して、史上まれにみる斬新さでもって「圧倒的付加価値」を提供するアフィリエイターというのは、すごいアフィリエイターではなくって、単純に「その分野に関するすごい人」です。

そのような人たちは、「お客の求めること以上」の価値を提供し、「新たな価値を生み出し、お客に気づきを与える」一種のクリエイターなのです。

しかし、多くの凡人は、少なくとも現時点ではそのような「スーパー」な存在にはなれません。

ではどうするかというと、凡人は凡人らしく、「出来る範囲で、お客の求める情報を伝える」ことが出来ていればいいのです。

お客の真のニーズを深掘りして、新たなる価値を創造し、お客自身も想像すらしていなかった「より満足のいく未来」を魅せられるのは、一握りの「ウルトラスーパー」な人材だけ。

凡人は、お客の上をいこうとせず、慎ましくもにこやかに「お客の要望通りのことを確実にこなす」だけでいいんです。

しかし、お客の要望を確実にこなしていくことも、突き詰めれば「難しい」ことなんですよ。

よかれと思って、余計なお世話

その分野に長けた「ウルトラスーパーデラックス」な人は、自らの余りある「知識やスキル」を元手にして、お客の想像を遥かに超えるサービスを提供します。

しかし、ときにそれは「余計なお世話」になっているのかもしれません。

お客からしたら、決して高望みはせず、「"もっともっと"なんて求めない。普通でいいから分かりやすく、そして早くして」という本心を隠しているのかもしれません。

僕ら凡人は、決して余計なお世話などせず、決して「よりよい方法」を考えたりはせず、ただ「お客が現時点で感じている疑問」を解決してあげればいいのです。

まとめ

賢いバカになってしまうと、確実に「作業量が減る」んです。

作業量というのは、インターネット上に放出する「コンテンツの量」とまさしく比例するもの。

コンテンツの量が少なければ、ライバルに勝てるはずもありません。

先に何度も繰り返した「エキスパート」な人々であったとしても、作業量を減らすことは「利益を減らす」ことにしかならないわけです。

なぜなら、どれだけ「役に立つ情報」を持っていたとしても、「公開しなければ絶対に伝わらない」から。

エキスパートですらアウトプットしない理由はないのですから、凡人ならなおさらでしょう。

しかし、当たり前のことが当たり前にできないのが世の常です。

「賢いバカ」は、ついつい行動がインプットに偏りがちで、アウトプットをおろそかにします。

そのことでより「自分自身の万能感」が活性化され、より「頭でっかち」な方向へと病状が悪化していく。

ところが、本来「頭がいいかどうか」というのは、第三者が判断することです。

そして、第三者の判断基準はというと、「アウトプットされた情報を元に判断するほかない」と言えます。

すなわち、圧倒的なインプット量によって「自分は賢い」と思い込んでしまった馬鹿者は、「圧倒的なアウトプットをこなすけど、バカみたいな高校生」よりも、実際のところ「バカ」なのです。

賢いバカは、たくさんの本を読むことで「たくさんの歴史を知った」わけですが、歴史を知ったからと言って、「未来を変えられるわけではない」ことは、もはや言うまでもありません。

「たくさん勝っている馬」を知ったところで、今日のレースで勝てるとは限らないわけですから。

「賢いバカ」が、自分のことを「有能」だと感じている根拠も、所詮は「その程度のもの」で、未来に影響を与えるものでは一切ありません。

それよりも、賢いバカより本は読まないけれど、「アウトプットをこなしまくる馬鹿みたいな高校生や大学生」の方が、未来を切り拓いていく可能性があります。

なぜなら彼らがやっていることは、賢いバカがやっているような「読書にかこつけた"歴史のお勉強"」ではなく、「自ら歴史を作っていく」ことなんですから。

というわけで、馬鹿者に告ぐ。

いつまでも「賢ぶってないで」何でもいいからアウトプットしてみろよ。

膨大な作業をこなしてみろよ。

そのとき初めて、「自分がいかに馬鹿者だったか」に気づけるはずだから。


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